2020年4月16日
<沿革>
2013年 脳神経外科 から依頼を受ける
山梨大学と共同研究で開発
2014年 導入運用開始 6年間、安定して稼働
2019年 3件の病院と地域連携 開始
2020年 脳神経外科の他、多くの科で活用
<導入経緯>
★救急外来
患者が搬送された際、当直医では判断できない場合、専門医へ速やかに画像を送る手段が無かった。
★手術後の経過
術後患者さんの経過画像を主治医へ送っても、
病院や大学敷地が広いため、画像を確認できる端末まで行くのに時間がかかってしまう。
<特徴・メリット>
忙しい医師の要望を実現させたシステム。
★簡単便利
画像を送信する側、そして受けた画像を確認する側、双方が簡単にできないと使わない。
そこで、送り側は、電子カルテ端末からPACSの画像を選択し、相手を選んで送信するだけ。
受け手側は、スマホに届いたURLをタップしパスワードで直ぐに観られる。
★メールが受け取れるなら、スマホの機種を問わない。
★スマホにアプリをインストールする必要がない。
★最近のスマホは解像度が高く画像は鮮明のため、診断にも使える。
★画像を指で拡大できるので、病変の確認がスムーズ。
<セキュリティ対策>
下記の課題をクリアさせたことで採用されている。
★大学附属病院なので、医療情報ネットワークは、外部ネットワークとは接続できない規則となっている。
そこで、Niサーバを当社独自で開発し、WAN側、LAN側を電気信号的に分離。
★送信したDICOM画像は個人情報と画像を分離させ、受け手側は画像とコメントのみを観られる仕組み。
★送信した画像は1週間で削除するので残らない。
★受け手側はブラウザ閲覧のため、データは残らない
★データはパスワード管理。